葛城市内の遊休農地解消モデルとして農地2アールに農業委員会が観賞用綿を植えました(葛城市農業委員会)

 葛城市農業委員会(堀川 雅由会長)は、数年程度、耕作されていなかった太田地区の農地17アールの一部に遊休農地の解消モデルとして、綿の栽培に取り組んでいます。
 今までの農業委員会活動については、どうしても農地法の許認可が主な業務となっていたのが現状です。
 しかし、農業委員から本来の業務である、農業振興活動を行なわなければとの気運が高まり、「遊休農地を農業委員会が率先して解消していこうではないか」との声があがったのが最初のきっかけでした。
 まずは役員6名で素案を考え、残り8名の委員の計14名で遊休農地活用委員会(河村委員長)を立ち上げ、活動計画を策定しました。場所は太田の遊休農地、作物については鑑賞用の綿を耕作することとしました。
 作業方法については、委員会で各作業役割を決め、人手がいる作業については全員で行うこととし、4月中に耕作可能状態に復旧しました。
 5月25日に綿苗(160ポッド)の植え付けを行い、順調に生育すれば、11月の市のイベントである収穫祭で展示予定をしています。
 今後は17アールの残地部分も順次耕作予定であり、遊休農地解消の手本となれるように、農業委員会活動を積極的に行なっていきます。

平成21年6月26日 全国農業新聞掲載