「県内にもおいしい農産物があることを知り、『農業』を知る良いきっかけになりました。子供達にも旬の味を教えていきたい」とは、平成23年9月10日に葛城市で開催された食農体験会での参加者の声。
この取り組みは、県内産農産物の魅力や農業への理解を深めてもらうため、葛城市農業委員会・県農業会議・県農業法人協会が共催したもの。親子連れなど一般消費者30人が参加した。
当日は、『市農業委員会』が農業振興の一環で栽培するモロヘイヤを農業委員の指導のもと収穫。収穫したモロヘイヤは『(株)農業法人當麻の家』で粉末加工し、モロヘイヤ粉末を使った手打ちうどん体験を通して『食』と『農』に触れた。
収穫体験では「農作物が育ち、食べ物として口に届くまでには、時間と手間がかかる」と市農業委員会の堀川会長。モロヘイヤの栽培過程や収穫の仕方、粉末加工の工程など熱心に学習した。
手打ちうどん体験では、「粉末野菜の料理活用方法を知ってほしい」とモロヘイヤ粉末を使った料理体験を楽しんだ。
「食べ物が育つ過程を知り、農業者の皆さんの苦労や食べ物のありがたさがわかりました」と参加者の熱はあがる。
平成23年10月1週号 全国農業新聞掲載