2014年度より農業塾開講、「自立した販売農家」の育成を目指す

 広陵町では、新たな担い手の確保や販売農家の育成を目的に行政や農業委員会が連携して取り組む「勇気!農業塾」を2014年7月より開講する。
 この農業塾は、農家の高齢化や兼業化、後継者不足などが加速する中、少しでも町内の新規就農者を増やしたいとの思いから実施されるもので、初年度となる今年は町民を対象に10名程度募集する。
 塾生は2年間の研修の後、3年目から本格的な就農を目指す。1年目は栽培技術や病害虫管理、農業経営など座学での研修が中心。2年目は県の研修事業を活用しながら、ナス、イチゴ、軟弱野菜等の栽培農家で実践研修などを予定している。
 また、町内で就農するための準備として青年就農給付金等の各種補助金に関するアドバイスや農地のあっせんなど、技術以外で就農に必要な知識や手続きについても支援する予定となっている。
 田耕治農業委員会長は「この農業塾を通じ1人でも多くの担い手確保につなげていけるよう、農業委員会としても全力でサポートしていきたい」と話す。

平成26年5月16日(全国農業新聞掲載)