ふれあいイベントで集落の活性化に(明日香村野口集落営農組合)

そば打ちの実演を見学する参加者
そば打ちの実演を見学する参加者

 明日香村の野口集落営農組合では、農業委員の石田治男委員(69)が先頭に立って遊休農地等を活用したそば作りに取り組んでおり、9月23日、収穫したそばを地域住民に味わってもらおうと「そばまつり」を開催した。
 集落を盛り上げようと行われたこのイベントは、今年で2回目。会場の近くでは、そばの花が一面に広がっている景観も楽しむことができる。
 当日は、講師を招きそば打ちの実演と無料試食会、石臼での粉ひき体験などが行われた。特に試食会では、用意した120食が1時間で品切れとなる盛況ぶりで、来場者からは「コシがあっておいしい」と好評であった。
 石田委員は、「ふれあいイベントを通じて集落のつながりを深め、みんなで協力して明日香らしい景観を守っていきたい」と話す。

平成26年7月4日(全国農業新聞掲載)