歴史的景観を守るため、農地の担い手確保に取り組む(明日香村農業委員会)

教えてもらった技術でイチゴを栽培する胡内さん
教えてもらった技術でイチゴを栽培する胡内さん

 明日香村は、歴史的景観を守るため、耕作放棄地の解消を図ることが課題である。
 農業委員会は、農地の担い手となる新規就農者の確保に向けた支援を行っている。その結果、2009年から7年間の取り組みで8人の新規就農者が地域に定着した。
 去年就農した胡内雅裕さん(45)もそのうちの一人だ。以前から、就農に向けて研修を行っていたが、本格的に就農したいと農業委員会に相談した。
 担当した農業委員は胡内さんに対し、地域農業者との顔合わせするため、座談会への参加の呼びかけや農地斡旋を行うなどの積極的なサポートを行った。
 胡内さんは現在、明日香村苺研究会に参画し、地元のイチゴ農家とともに技能研修をして技能を磨くなど自己研鑽に努めている。