
奈良市農業委員会(巽一孝会長)は、遊休農地を再生して生産したジャガイモ(約80キログラム)を「認定NPO法人フードバンク奈良」へ寄付した。奈良市フードバンク事業に参画したもので、農業委員会としては初めての試みとなる。
同市では、食品の有効活用と食品ロス削減のため、企業・個人から寄付された食材を子ども食堂などに無償配布するフードバンク事業を推進している。農業委員会も何かできないかと考え、委員会活動のPRと地産地消を図るため、フードバンクへ相談したところ、農産物の寄付に行き着いた。
農業委員会では、毎年地域を変えて遊休農地解消のモデル事業に取り組み、農業委員・農地利用最適化推進委員が農地の復元と野菜などを作付けし、農地の利活用を促している。「遊休農地を解消しよう!」という看板を設置して地域住民への啓発活動も行っている。
巽会長は「次年度以降もフードバンクへ食材を提供していきたい。多くの人に農業委員会の遊休農地解消活動を知ってもらえれば」と話す。

(全国農業新聞 令和7年10月17日号掲載)
