初の女性委員、2人誕生(天理市農業委員会)

「農業委員として地元に貢献したい」と話す西さん(右)と門脇さん

 

 天理市農業委員会(松井義憲会長)で初めて女性農業委員が誕生した。キュウリなど野菜を栽培する西悦子(えつこ)さんと水稲・ホウレンソウを栽培する門脇由喜子(ゆきこ)さんの2人だ。
 西さんは、先輩女性農業者からの後押しがあり、応募した。門脇さんは、所属している同市生活改善グループ連絡会からの推薦で、今年7月、委員に就任した。
 2人は、若手農業者や新規就農者が現場で働きやすい環境づくりに努めることや農地のあっせんによる農地利用の集積・集約化に貢献することを目指す。
 活動を通じて、「自分たちが、お手本となって、これからも農業の大切さや楽しさを伝えながら、一緒に働く女性の仲間が増えたら」と抱負を語る。
 松井会長は「女性の感性や視点で積極的に意見交換をしながら、これからの地域計画への活性化に繋がれば」と期待を込める。

(全国農業新聞 令和5年9月1日号掲載)